この世界の片隅に 公式WEBサイト
〇あらすじ
広島市で生まれ育った絵を描く事が好きな「すず」。当時軍港の街として栄えていた呉市に18歳でお嫁に行き、慣れない土地での生活や、配給物資が減っていくなか、工夫をしながら、緩やかに日々を積み重ねていく。
しかし呉には毎日のように空襲警報が鳴り響くようになり、そして昭和20年の夏がやってくる…。
「泣ける」映画を通り越した「言葉にならない」映画。
将来映画館で観た事を自慢できるほどの傑作だよ!
戦時中の人達が身近に感じられるのがスゴいよ!(・ᗨ・)
「第二次世界大戦中の広島が舞台」と聞くと、重たくて身近じゃない話かと思っちゃうけど、この作品はそうじゃなかった!食材がなくて、雑草などで工夫してごはんを作るけど「まずいねぇ~」って笑いあったり、空襲の翌日には隣町から救援の人達が来てたり…。
あの時代の人達も、何でもない事で笑ったり、助け合ったりして毎日生きていて、今の人達と変わらないんだなって思ったよ~!
片渕須直監督がスゴいよ!(・ᗨ・)
この作品は当初スポンサーが集まらなくて、監督一家の食費が1食100円に…。でも監督はめげずに、東京から広島に何度もバスで通って取材して当時の生活の細かい様子や、さらには商店街のお店の人達まで調べて描くスゴい監督!
あと航空史研究家でもある監督が描く空襲のシーンは、どの映画よりも怖かったなぁ…。
そんな監督のもとには全国や広島の人達から支援があって、6年かかってこの映画が完成したみたいだよ~!
少ない上映館から口コミで広がり日本中で「スゴい!」の声が!(・ᗨ・)
63館で上映がはじまって、口コミやSNSでじわじわと全国に広がって、今では累計200館!そして、日本一古い映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画第1位に!アニメ作品での1位は「となりのトトロ」ぶりみたい。
その他、主演の「のん」さんや、音楽を担当した「コトリンゴ」さんも受賞してたりと、受賞した賞の名前を書くだけで紹介コーナーが埋まってしまうほど、沢山の賞を受賞したスゴイ作品だよ~!
<本内容はパープルタウンのフリーペーパー「ぱぁふぅ2017春号」に掲載された内容です>